神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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左:被害木(クマノミズキ)
 まわりは緑も濃いアベマキの林、だが、偏食家の幼虫に集中的にねらわれて、見るのも無残な姿となったが、この樹の運命は…。
右上:食草(クマノミズキ)を離れ蛹化場所を求めて歩きまわる終令幼虫。

右下:キアシドクガの蛹化
 最後の脱皮殻を蛹の近くに脱ぎ捨てている。

キアシドクガの大発生(1)

 キアシドクガ(ドクガ科)は毒蛾ではありません。ほんとうのドクガは、黄褐
色の前翅に縦にくの字型の幅のある濃褐色紋をつけていますので区別できます。 さて、その生活ぶりを調べようと5月中ごろよく成長した幼虫を、食草をつけたまま捕えてきました。やがて食べるのをやめ前蛹となり、あくる日には蛹となっていました。そして1週間後には羽化し自由の身となりました。

 昆虫には、年に数回も発生するものがありますが、このガは年1回だけなのです。もしこんなのが年数回も発生したらどんなことになるでしょう。そのわけはあとでわかります。

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