神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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左上:ヤママユガ(ヤママユガ科)の終令幼虫
 終令幼虫は大食漢だ。1枚40cm²ほどのアベマキの葉を一昼夜で2枚半もたべる勢い。

右上:まゆ
 まゆは黄緑色で美しい。糸は天蚕糸として昔衣料に用いた。

下:ヤママユガ(成虫:雌)
 日本最大の蛾で、成虫の色の変化は食草によって変わるといわれる。
 翅を広げると12〜15cmもある。
 雄の触角は羽毛状、雌は細長く櫛歯状となっている。


緑のカイコ・ヤママユガ

 コナラなどの樹皮に産みつけられていた卵は5月初め、新緑の若葉が開くころにふ化して、アベマキ、クヌギ、コナラなどの落葉広葉樹の葉をたべて成長していきます。

 ふ化してから50日ほどたった6月の中ごろ、口から糸をはき、頭を左右にふってまゆづくりの準備をはしめました。蛹の期間は50日あまりで羽化した成虫は、翅を開くと15cm近くもありますが、口吻も退化し、食物はとりません。年に1回だけの発生です。

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