神戸の自然シリーズ15 生田川の自然をさぐる
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左上:ウスタビガのまゆと蛹

右上:ウスタビガ(ヤマカマス)の中令幼虫
 背と横腹に肉状突起を出し、短いとげを生やす。上半身をもちあげた姿に大型ガの貰録十分。エノキをたべている。

下:ウスタビカの成虫(左:雄。右:雌)
 翅の円形紋は透明、羽毛状の立派な触角は雄、雌は翅が黄色っぼく、触角は貧弱。


ウスタビガのAからZ

 ヤママユガと同しように卵で越冬、5月初めにふ化、アベマキやコナラを食べて成長、4カ月以上もまゆの中で過ごした蛹は、かたいまゆのせまいすき間をくぐりぬけて秋風の中にはいだします。

 まゆの底には小穴があって雨水がたまらないようになっています。 ながいながい蛹の期間、羽化がまちどおしく、注意深くまゆにハサミを入れ、中の様子をたずねることにしました。

 右はしのゴミのようなものは、蛹化前に脱いだ脱皮がら、その上は、頭から胸にかけて裂開したときにはいだ殻、中央は羽化直前の蛹で、胸をはだけ、羽毛状の触角を展開し成虫へいま一歩のところでした。

 一番左はヤマカマスといわれる蛹のはいっていたまゆ。

 このあと羽化直前の蛹をまゆに納め、切口にセロテープをはって元通りにしておいたところ、2日後に立派に羽化していたのでびっくりしました。

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