造成地へ移動するヒバリ
昭和40年代から「春の沈黙」とよく言われるようになりました。春の野の代表的な野鳥のヒバリをはじめ、小鳥たちが公害のため減ったことへの警告です。今回の調査では西区や北区の大規模な造成地で多く見られました。造成が終わって4〜5年経過し、草が一面に生えそろったような所です。草むらにすむ小さな虫を食べるので草地へ移動したのです。
ヒバリがさえずるのは、雄が雌を呼ぶためと、自分のテリトリー(なわばり)を他の雄に誇示するためです。春、ヒバリが空高く舞い上がり、さえずるのは繁殖期で、その近くに巣があります。人がそのテリトリー内に侵入してきたときも同様なことがおこるでしょうか確かめてみましょう。
ヒバリの巣は地面の上に、枯れ草などをしいて作られます。卵の色があたりの色と似ているとはいえ、木の上や穴に作られる巣と比べると無防備です。そのため親が巣に帰るとき直接に巣に向かわず、少し離れたところに降り敵の目をごまかして、巣にもどります。
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