マンサク属　Hamamelis sp./ ナツツバキ属　Stewartia sp. ▲葉の上半部ののこぎり葉 が特徴(マンサク属) ▲主脈を境にして、右と左で 形がちがう(マンサク属) ▲発見地点、 垂水区名谷町 の柱状図 ▲葉の上部にはのこぎり葉 がある。2次脈は上方に曲 がり、上の脈とつながる(ナ ツツバキ属)。 ナツツバキ属 　葉は細長い楕円形で先端は鋭く尖り基部はくさび形である。葉の上部の縁にはのこぎり葉があり、2次脈は葉の縁り近くで上方に曲がり、上の2次脈につながり、ループをつくる。 　白川累層上部に多いが、名谷付近にとくに多い。 　現生のナツツバキ属は、東アジアと北アメリカ東部に約7種が分布するが、日本には3種ある。 （ツバキ科　ナツツバキ属　Stewartia L．）※1 マンサク属 　葉は卵形か、丸味をもったひし形をしており、先は三角状にとがる。基部は左右不ぞろいで、左右の葉は形と大きさが違う。上半部に波状ののこぎり葉があり、下半部にはのこぎり葉がない。2次脈の先はのこぎり葉にはいる。 　白川累層上部から普通に産出する。特に最上部に多い。 （マンサク科　マンサク属　Hamamelis L．） 改訂註※1　ナツツバキ属としていたものは、Altingia 属．