クマシデ属　Carpinus sp. ▲細かいのこぎり葉が目立つ ■発見場所、垂水区名谷町の柱状図 クマシデ属 　葉は卵形か卵形を少し細長くしたような形で先はとがり、基部は円形である。葉の縁りには鋭いのこぎり葉があり、二重ののこぎり葉になっている。クマシデ属の堅果は小ほうにおおわれており、この小ほうは種による特徴を示すので化石でもよく研究されている。しかし、神戸層群からはまだ小ほうの化石は発見されていない。 　白川累層上部から産出する。 　現生のものは、北半球の温帯から暖帯に約20種が分布し、日本では5種が分布する。 （カバノキ科クマシデ属　Carpinus L．）