神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(桜ヶ丘)
70.オランダミミナグサ

ナデシコ科
4〜8月
ヨーロッパ

 道ばたでよく見かける草で全体に柔らかな毛で被われているのでよく目につく。花の咲く時期が長く、茎先に白い花をつける。花びらは5枚で、先が2つに少し裂ける。おしべが10本、めしべが1本で花柱が5つある。花のつき方は、ナデシコ科の特徴があり、枝先に花がつき、その花の下の葉のつけ根からまた枝が出て、その先に花がつき、さらにその花の下の葉のつけ根から枝が出て、その先に花がつく形をしている。これを二出集散花序という。

 葉は緑色で、下方のものはへら形、上方はだ円形で柄がない。茎は、淡緑色で少し赤紫色を帯びている。

 果実は、円筒形で先が10個に裂ける。種子は、卵形で褐色。小さな突起がある。在来のミミナグサは、花柄ががくより長いので区別できる。名前は、葉のようすがネズミの耳を思わせるので、耳菜草とつけられた。若葉は食用になる。

(桜ケ丘・1/3)

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