神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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82.イタドリ

タデ科
7〜10月


 野や山でよく見かける大形の草で、スカンポ、イタンポ、スッポン、スイスイなどの方言で大人から子どもまで広く親しまれている。タケノコのように見える赤紫色の、まばらに葉のついた若い太い茎は、かむとすっぱ味があり、のどをうるおすので、子どもたちのかっこうのおやつになる。また、この茎をみそ汁に入れたり、漬け物にする地方もある。枝の上に小さな白い花を円すい状にたくさんつける。花びらがなく、うすい卵色のがくが5つに裂けたものである。雌雄異株で雄花には、おしべだけが8本ある。雌花には、子房の上に3つの花柱がある。実は、3つの角がついた細い卵形で暗褐色のつばさのようになったがくにつつまれている。この根茎は、痛みどりの薬効があるところからイタドリと名づけられたといわれている。中空の茎を使って、水車や笛を作って遊ぶことができる。
(鶴甲)
(鶴甲・1/15) (鶴甲・1/4)

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