ハサミムシとクラズミウマ

写真26、ハサミムシ♂
7月、大倉山
写真27、クラズミウマ♀
12月 、中島通3


■ハサミムシ

 
 公園の隅に置かれたゴミ箱を持ち上げると、地面との狭い隙間から一匹のハサミムシが出てきました(写真26)。
 
体は平べったく、羽は退化して失われ、狭い所にひそんで食物をあさるのに適しているようです。
 
 成長は不完全変態で腹端のハサミ(尾毛、尾肢)はこのなかま特有のもので、動く小動物を捕まえたり、敵と戦う武器となります。このハサミは雄では強く曲がり、雌ではゆるやかです。雌は子煩悩で卵を守り、生まれたての仔虫の世話をするそうです。もともと熱帯や亜熱帯の昆虫ですが、人間の活動とともに世界に広く分布したようです。


■クラズミウマ
 冬の朝、住宅街の道で見つけ、つかまえて家に持ち帰り写真を撮りましたが、影ができてまずいできあがりに失望しました(写真27)。体は2cm足らず、その割には足が長く、触角も長いですが羽はありません。
 
このなかまには、体に斑紋(はんもん)のないカマドウマや、大きなはっきりした紋のあるマダラカマドウマがいますが、いずれも屋内やその近くに住んでいる「仙人」のような感じの虫です。成虫で冬を越すのかもしれません。夜行性で雑食家です。



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