チョウのなかま - シジミチョウ

 
 山地のものをふくめ、神戸では20種が知られる小型のチョウで、うち市街でよく見るものを2、3紹介します。



写真126、ヤマトシジミ
10月、王子公園
写真127、ルリシジミ
9月、ポートアイランド


■ヤマトシジミ

 ツワブキの花の上で交尾中の雄(左)と雌(右)(写真126)。幼虫は道ばたなどによく見るカタバミを食べます。市街地で一番よく見かけるようです。


■ルリシジミ
 はねの裏側は白っぽいですが、表は藍色がかっています(写真127)。幼虫はクズやハギなどの花やつぼみを食べます。



写真128、ウラナミシジミ(表)
11月、灘南通6
写真129、ウラナミシジミ(裏)
10月、熊内町2


■ウラナミシジミ


 ウラナミシジミ雄の羽の様子です(写真128)。雌は茶褐色の部分が多いです。はねの裏側は小刻みに波型の筋があり、後ろばねの先に長い突起があります(写真129)。


写真130、ムラサキシジミ(表)
11月、松尾公園
写真131、ムラサキシジミ(裏)
11月、松尾公園


■ムラサキシジミ

 公園の落ち葉の上で、はねを広げたりすぼめたりしていましたので、表(写真130)と裏(写真131)のどちらも写真にできました。

 幼虫の食草は雑木林に多いアラカシやコナラですから、里山に近い市街地ではよく見られるチョウです。


写真132、ツバメシジミ
7月、東落合中
写真133、ベニシジミ
10月、灘南通5


■ツバメシジミ

 後翅の裏側の先に、濃いだいだい色の紋と尾状の突起があって市街地で見る限り、他の種類を見まちがうことはありません(写真132)。


■ベニシジミ

 ヤマトシジミとならび、市街地でもよく見かける小型のチョウです(写真133)。

 幼虫はこれまた道端などによく見るスイバやギシギシの葉を食べます。なまこ型をした幼虫を採取し、食草ごと飼ってみましょう。
 
 昆虫を観察するには、植物のこともよく調べておくと助かります。



写真134、テングチョウ
6月、熊内町7
写真135、ウラギンシジミ
10月、狩口台3


■テングチョウ

 歩道に座り込んだテングチョウ(写真134)。前のはねの先が独特です。口元の下から太いひげが一対長く伸びて天狗(てんぐ)の鼻のようです。


■ウラギンシジミ

 マルバハッカに止まっているのは、羽の裏の白い秋型のウラギンシジミです。すぐ近くにオンブバッタもいます。幼虫の食草はクズなどのマメ科植物です。



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