■ブタナ
ブタナのロゼット葉(写真20)は,タンポポのロゼット葉に似ていますがそれよりは硬くて,上,下面とも,ややあらい毛をたくさん生やしているのですぐ区別できます.
「なんか似ているな」,「でもちょっと違うよう?」などと気づくようになれば,あなたの感覚はりっぱ.でも,それは一日や一年ではムリ.日ごろから見つづける習慣が大切です.
ブタナは,幹線道路の中央分離帯や住宅団地の斜面などで群がって生え,あざやかな黄色の花を散りばめている姿が人目をひきます(写真21).これもヨーロッパからのお客さんです.これを1934年,神戸で発見した植物学者の北村さんは,フランス語で「ブタのサラダ」といわれていたものに,ブタナという日本名(和名といいます)をあてました.
別名を,その姿かたちからタンポポモドキ(タンポポのにせもの)とも呼びます.
タンポポと違うところは花をつける茎(これを花茎とよぶのでしたね)は3本ほどの枝を出し,できそこないの小さな葉(鱗片葉)を少しつけるところです.
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