道ばたに見る春の草たち 広瀬重夫
 アブラナ科のなかま

写真67,ハルザキヤマガラシ
4月,中央区
写真68,イヌカキネガラシ
5月,中央区


■ハルザキヤマガラシ
 ヨーロッパ原産.私が始めて見たのは生田川の上流域の流れの近くで,もう20年ほど前になります.帰化植物にくわしい本には,山地に多いと書かれていましたので,そのときはそれで納得していました.

 しかし写真67のものは,14年前,新港第5突堤近くでした.どこで何にお目にかかれるやら.新しい本には道ばたにも見るとあります.花のようすからアブラナ科であることが分かるでしょう.


■イヌカキネガラシ
 国道43号線の歩道わきで,なんとも荒々しいすがたのアブラナ科をみつけました.花がまばらに残っていますが,目立つのは細い枝のようにみえるさや(長角果)でしょう.こちらは地中海地方の生まれです.



■セイヨウアブラナ
 日本で古くから栽培され,食用油の原料とされていたアブラナに代わって,こちらはヨーロッパ原産の帰化種で,やはり油脂原料として移入されていたのですが,今では,道路沿いに見られるなど,あちこちで野生化しています.
写真69,セイヨウアブラナ
4月,東灘区

郊外の河川敷などで大群落をつくるのはセイヨウカラシナです.葉のふちに注意しましょう. 花(模式図)は,おしべのうち4本が長く,外側の2本が短い.茎の上の方の葉は耳状で茎をだくように付く.下の方の葉は翼状になり長い柄がある.茎,葉ともに白い粉をまぶしたように見える.

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