| スミレ/コエンドロ |
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写真83,スミレ
4月,中央区 |
写真84,コエンドロ
5月,中央区 |
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■スミレ
アスファルトやコンクリート,石やタイルで地面をおおった都会にもわずかな土をたよりにスミレが根づいていました.今は住宅街でも,明治の終わりごろまでは田畑が残っていたのですから,そのころの植物が生き残っているのでしょう.
道ばたでは写真83のようにせまいすき間に一列になって生えているのを見かけることがあります.行列をつくって移動することのあるアリが種をこぼしていったのでしょうか.後の緑はイノモトソウやアジアンタムなどのシダ植物です.
■コエンドロ
深くさけた幅のせまい葉が羽状についています.茎や葉をつまむとカメムシのにおいがします.
ヨーロッパ原産で,葉や実を香辛料として料理に用いるため,移入されたものが野生化しています.すぐ後に見える黄色の花をつけたのは,地中海原産のウイキョウで,調理の薬味として用いられる同じセリ科のなかまです.
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<用語説明>
距(きょ):花びらの一つで後に向かって突き出ている中空の部分.鳥のけづめに似る.その長さと形はスミレの種類を決めるポイントとなる.ツリフネソウやムラサキケマンなどにもあります. |
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写真85,ノジシャ
4月,灘区 |
写真86,アメリカフウロ
5月中央区 |
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■ノジシャ
茎は二つに分かれ,向かい合って葉をつけています.小さな花は枝先に集まり,うすく紫色がついています.
原産地のヨーロッパでは,サラダ料理に使われるそうです.明治の始めころに移入されたのですが,親しまれぬうちに野生化したようです.
■アメリカフウロ
長い柄の先にてのひらを広げたように,5から7に深くさけた形の葉(掌状複葉(しょうじょうふくよう))をつけます.
花は郊外のあぜ道で見かけるゲンノショウコよりずっと小さく目立ちません.北アメリカからの帰化植物ですが,最近は市街地から郊外にもよく広がり,田植え前の田んぼなどでぎっしりと群生しているのを見て驚くことがあります.
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