| 単子葉植物のなかま |
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イネ科やイグサ科をとりあげたついでに、春の道ばたに見る同じ単子葉植物を6種紹介します。
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写真109、カラスビシャク
5月 中央区 |
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■カラスビシャク
石垣づみの間からヘビが鎌首(かまくび)をもたげて、すっくと立ちあがったようなふしぎなかっこうの植物です(写真109)。郊外の畑などで見ることができますが、町なかでは珍しく、昔の名残(なごり)をとどめています。
下の方に3枚ひと組の葉(3小葉)が見えています。柄の上の方のふくらんだ筒状の部分にめ花やお花がはいっています。
震災のあと、石垣の工事があって、すき間がコンクリートでつめられたのでとうとう見られなくなりました。
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写真110 コウライテンナンショウ
4月 長田区 |
写真111 オオハンゲ
5月 須磨区 |
■コウライテンナンショウ
震災で家は焼けていましたが、庭には、さきのカラスビシャクと同じサトイモ科のなかまでキリンの首のような柄を立ち上げ、地下に養分をたくわえた植物の強みを発揮していました(写真110)。
その後、震災復興で整地され、町の再建が進みましたのでおそらく見ることはできないでしょう。
■オオハンゲ
県レッドデータブックのCランクに指定され、絶滅が心配されている植物約600種のうちのひとつです。市街地での記録はないようですが、私は生垣の下で偶然この希少種を見つけました(写真111)。葉は3小葉に見えますが、3つに深くさけ幅も広くてカラスビシャクではありません。
自然を観察していると、この場合のように予想も期待もしていないことが起こるので楽しみです。
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