神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 36.ルリシジミ /シジミチョウ科


 同定の困難な種は日本に数種類あるが神戸には何れも産しない。ヤマトシジミシルビアシジミとはややまぎらわしいが区別困難というほどでもない。雄は表面青藍色、雌は青色部が狭く、幅広い黒の縁取りがあり夏型はそれが著じるしい。

 神戸には広く分布し、どちらかといえば平野部に多いが、ヤマトシジミが山地には少ないのに比べ、本種はそれほど差がない。明るい路傍、草原に多く、山間では渓流ぞいや林の縁の明るい場所を好み、樹上を飛ぶことも多い。雄は湿地に吸水に来ることが多い。花だけでなく腐果、鳥獣糞、汚物にも来ることがある。

 第1化は3月下旬より出現しヤマトシジミより早い。その後10月頃まで継続的に発生を見るが年4〜5回発生と思われる。越冬態は蛹。

 幼虫はクズ、ハギなどマメ科の花蕾を食う。


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