神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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19.モツゴ (コイ科)

 クチボソともよばれ、この魚がいる池で釣りをすると当たりはあるのに魚が釣れない。その原因がこのモツゴで、小さな口でエサをつつくので釣針にかかりにくい。

 川の下流や平野の池や沼にすみ、流れのない泥底を好む。全長約10cmで口ひげはない。下あごは上あごより突き出ていて、口は上向きである。

 産卵期は4〜8月で、雄は体全体が灰黒色になる。水辺のヨシの茎、竹、流木、石の面などを清掃してなわばりをつくる。やがて雌をむかえ入れて産卵させ、雄は卵がふ化するまで保護する。

 関東地方および新潟県を東限とする本州、四国、九州に分布する。

 北区や西区の水の汚れの目立つ川や池で多数生息する。

 異常繁殖している池もいくつかある。



Pseudorasbora parva (TEMMINICK et SCHLEGEL
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