神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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20.コイ (コイ科)

 出世の関門を意味する「鯉の滝のぼり」のことわざや「屋根より高い 鯉のぼり‥‥‥」と歌にもうたわれ親しまれているのがこの魚である。日本の文化にとり入れられ、その大きさと風格はまさに日本を代表する魚といってよい。日本の各地の池や川にすんでいる。放流もさかんで、釣り大会の目玉として喜ばれている。

 マゴイ、ノゴイと呼ばれる野生種のほかに飼育品種(イロゴイ、ニシキゴイ)も色とりどりの美しい姿で観賞されている。

 野生種と飼育品種との交雑もすすみ、判別できない個体もぶえている。

 全長1mに達し、貝類などの底生動物や藻類などを食う。50年以上生きるものもある。

 産卵は4〜7月で浅い池の沿岸などの水草の水面近い部分に産着させる。食用にされ、コイのあらい、コイこくにする。

 神戸市内では、各地の池に釣り用として放流されている。

 明石川にも時おりフナやオイカワにまじって泳いでいるのがわかる。


Cyprius carpio LINNAEUS
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