神戸の自然シリーズ 専門的な用語の解説
 

 神戸の自然シリーズ「神戸の淡水魚」原著に登場する専門的な言葉を解説しました

 このページの解説は、小学校高学年から中学生の知識を基準に書いていますので、表現をやさしくしているため、一部意味がはっきりしにくくなってしまっているところがあります。ご容赦ください。

 なお、魚のからだの名称については原著の解説のページを見てください。


用語 読み方 意味
あめ煮 あめに 煮汁に水飴を加えて甘辛く煮ること。
追星 おいぼし アユ、オイカワ、タナゴなど、婚姻色が出た個体の側線や目の回りにできるぶつぶつのこと。
蒲焼き かばやき ウナギや穴子などの細長い魚を、開いて適当な長さに切って串に刺し、たれをつけて焼くこと。
空揚げ からあげ 何もつけずに、または小麦粉を少しつけて、油であげること。
甘露煮 かんろに 白焼きや焼いて干した小魚を、水、酒、砂糖、しょうゆ、みりんなどを使って、甘辛く煮つめたもの。
汽水 きすい 海水と淡水が混じっているような塩分のうすい水域のこと。
吸水管 きゅうすいかん 入水管のこと。二枚貝は水を吸い込んだり排出したりするために二本の管を出す。このうち水を吸い込む管のこと。
降海型 こうかいがた 一生のほとんどを海で生活する魚のことで、繁殖するときに川をさかのぼって来て、河川や池沼で産卵・繁殖するような生活を営むものをいう。
甲殻類 こうかくるい エビやカニのなかまのこと。
交雑 こうざつ 違う系統、品種、種、属の間で交配すること。(系統や品種とは、同じ種だが遺伝的に異なっているものをいう)。交雑した結果の子孫はふつう雑種といわれる。
交配種 こうはいしゅ 生物二個体の間で受精を行い次の世代を得ることを交配といい、その結果できたものを交配種という。本書では交雑種の意味で使われている。
湖沼陸封 こしょうりくふう 陸封型のうち、湖沼にとじこめられたもの。
婚姻色 こんいんしょく 魚の場合、成熟して繁殖時期になったときに現れるあざやかな体色のこと。ふつうオスに顕著に現れるが、メスにも出るものがある。(→Q&A参照
雑魚 ざこ いろいろな種類のものが入り混じった小魚のこと。
サデ網 さであみ U字形のわくの先にひもを張り、全体をわくにみたてて作った網のこと。
仔魚 しぎょ ふ化した直後の魚のことで、すべてのひれが完成するまでの時期をさす名前
出世魚 しゅっせうお 成長するにしたがって名前が変わる魚のこと。例えばブリは、ワカナ、ツバス、イナダ、ハマチ、ブリというように名前が変わる。
条数 じょうすう ひれのすじの数のこと
処女生殖 しょじょせいしょく 受精せずに発生し次世代の個体が生じること。
白焼き しろやき 魚を何もつけずに焼くことをいう。
雀焼き すずめやき 頭を取らずに背中側を開き、串に刺して照り焼きにしたものをいう。
河川の流れのうちでない部分を瀬という。平瀬と早瀬に分けられる
生態系 せいたいけい ある一定の地域において、そこにすむすべての生物とその場所の環境を合わせて一つのものとする見方のこと。
たて 魚の場合、縦とは、頭を上にし尾びれを下にしたとき、この上下方向をいう。したがって、ふつう泳いでいるときは、水平方向に伸びるもようが縦のもようになる。
稚魚 ちぎょ ふ化したあとある程度成長し、親とほとんど同じ形態になって、種の特徴を示すようになった子魚のこと。
腸呼吸 ちょうこきゅう ガス交換を腸において行うような呼吸法。
追尾 ついび なわばりに入った他の個体を後から追いかけること。
佃煮・つくだ煮 つくだに しょうゆ、砂糖、みりんなどで、濃い味に煮しめたもの。
付け焼き つけやき しょうゆやみりんなどで調合したたれをはけで塗りつけながら焼くこと。
友釣り ともづり アユの釣り方の一つの方法。おとりのアユを糸につけてその後の方に掛け針がただようように仕掛けをし、それをアユのなわばりの中に流すと、なわばりアユが攻撃を仕掛けてきて、そのはずみで掛けバリに引っかかって釣り上げられてしまう。こういった釣り方のこと。
土用の丑 どようのうし 夏の土用とは立秋の前18日をさしている。一方丑の日とは、十二支を曜日のように順番に暦にあてはめたものである。よって年によって土用の丑の日は少し異なる。だいたい毎年7月20日以降に、2回ある。
なわばり なわばり エサをとるため、また繁殖場所を確保するために占有された、他の個体の侵入を許さないような一定の区域。
煮びたし にびたし フナ・アユなどを焼いてから、しょうゆ、みりんでやわらかく煮た料理。 
パーマーク ぱーまーく パーとは幼魚のことで、サケのなかまの幼魚が持つ独特の斑紋(はんもん)のこと。体側に沿ってならぶ小判状のもよう。ヤマメやアマゴの場合には成魚でも見られる。 
排水管 はいすいかん 出水管のこと。二枚貝は水を吸い込んだり排出したりするために二本の管を出す。このうち水を排出するための管のこと。
早瀬 はやせ 河川の流れは平瀬、早瀬、の順に並びこれがくり返し現れるという考え方がある。このうち、水深が浅く流れが速く白波が立っている部分をいう。
半底生浮遊動物 はんていせいふゆうどうぶつ イトミミズやユスリカのように河川の流れに流されやすく、かつ底の方にすむ動物をいう。
平瀬 ひらせ 河川の流れは平瀬、早瀬の順に並びこれがくり返し現れるという考え方がある。このうち、水深が浅く流れが速いが白波は立っていない部分をいう。
ふち 河川の流れは平瀬早瀬、淵の順に並びこれがくり返し現れるという考え方がある。このうち、流れが遅く、水深があって、よどんだような場所をいう。
飽食 ほうしょく 飽きるほど十分に食べること。
放精 ほうせい いっぱんに魚は、メスが卵を放出したあと、その上に精子をふりかけて受精させる。この精子の放出のことをいう。
もく 生物を分類するときには、よく似たものをグループにする。似たような種が集まったものが「属(ぞく)」、似たような属が集まったものが「科(か)」、似たような科が集まったものが「目(もく)」である。トンボ目、鱗翅目、スズキ目、など
柳川鍋 やながわなべ 開いたドジョウをささびきゴボウといっしょに煮て玉子とじにした料理のこと。
ユスリカ ゆすりか カの一種で、幼虫は池の底などの酸素の少ないところでも生活できる。幼虫はアカムシといわれる。人を刺すことはない。
葉形幼体期 ようけいようたいき 柳の葉のような形をした幼生のことで、ウナギ魚類に見られる。からだの扁平化(へんぺいか)と、体内に多量の水分を含むことにより浮力が増し、浮遊生活に適応している。レプトセファルスともいう。
よこ(おう) 魚の場合、横とは、頭を上にし尾びれを下にしたとき、この左右方向をいう。したがって、ふつう泳いでいるときは、鉛直方向に伸びるもようが横のもようになる。
卵胎生 らんたいせい 卵を体内でふ化させ仔魚稚魚になってから体外に産み出すような方法。ほ乳類のように胎盤や子宮があるわけではない。
陸封(型) りくふう(がた) ふつうの生活においては海へ下る時期があるのに、いろいろな理由で一生を淡水で過ごし、海へ下ることのないような生活を営むようになったものをいう
両側回遊 りょうそくかいゆう 海と淡水を往き来して生活する魚のこと。
矮小化 わいしょうか 他とくらべて小さくなっている状態