神戸の自然シリーズ18 神戸の身近な生き物地図
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■シオカラトンボ
シオカラトンボの雄 ムギワラトンボともよばれる(雌)

シオカラトンボ(成虫5〜10月)
 体長5〜5.5cm。幼虫は池・沼・湿地・水田など流れが少ないところに、すんでいます。成虫は、雄・雌の体色が違い、成長した雄は黒い色で白い粉でおおわれていますが、雌は、むぎわら色をしています。しかし、未成熟の雄と雌は同じむぎわら色です。

 水辺の石や水面から突きでた木の先などにとまってます。雄は、なわばりをつくり、侵入してきたほかの雄を追いはらいます。

 産卵は雌が単独で腹部の先端を水面に打ちつけて卵を生み落とします。その間、雄は雌の上空を飛び雌を守っています。

 よく似たトンボとしてオオシオカラトンボがいますが、シオカラトンボより、ひとまわり大きく、雌雄とも、こい体色をしています。

 北海道から沖縄まで生息しており、日本のトンボの代表といってもよいでしょう。


どこでも誰もが見ているシオカラトンボ
 全市域に分布する広域種です。西区と北区の空白域は未調査区だが広く生息しています。川原や池のそばを歩いていると足元から飛び立つのによく出会うことがあります。

 成熟したとき雄と雌は、はっきり区別でき、そのため、雌はムギワラトンボと別名があるぐらいです。生活する場所も草原から水辺にもどって、なわばりをつくるようになります。

 比較的、容易にヤゴが手に入り、飼いやすいトンボです。飼育水そうを用意し、エアーを送ります。エサはカワゲラやイトミミズなどですが、それを食べるときの様子を観察しましょう。ヤゴが羽化するときに登る棒を立てるのを忘れないように。

 ある程度、成長した幼虫をつかまえると羽化(簡単に)の観察することができます。シオカラトンボの羽化は倒垂型(休むときぶら下がる)か、直立型(休むとき直立している)か調べてみましょう。

 神戸の小中学生でシオカラトンボを知っていたのは32.9%でした。


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