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ヘビノネゴザ
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−金鉱探しの目安になるシダである−(8月)
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六甲山で金鉱探しをしようと思えば、まずこのヘビノネゴザの自生地を探すことである。カナヤマ(金山)シダ、カナクサ(金草)の別名があるように鉱山地によく生えている。
神戸では北区山田町の帝釈(たいしゃく)鉱山跡に群生している。兵庫県では生野・明延(あけのべ)の鉱山地付近には相当群生している。
ヘビノネゴザの根茎は、塊状で葉は集まって出る。それらの葉の間にヘビがとぐろをまいていることがあることから、蛇の寝御座(産)といわれ、その名がついた。
葉は長いもので70−80cm、赤褐色の鱗片をつけた葉柄は長くない。葉面は、草質、長楕円形または皮針形で先端はするどく尖る。二回羽状複葉で、羽片は線状皮針形、さきは長く尖り、短い柄がある。小羽片のさきも尖り、縁には細かい鋸歯がある。多形で、自生地によっていろいろな形のものが見られる。
胞子のう群は、小羽片の軸と縁との中間に並び、包膜は短い線形またはかぎ形である。ホソバイヌワラビ、ヤマイヌワラビなど同じメシダ属のシダでは包膜がかぎ形に曲がるものが多い。
さきにみたエビラシダと同じく、ヘビノネゴザも冬には枯れる落葉(夏緑性)シダである。落葉シダは地上部が育っている期間に同化澱粉を多く地下部に貯える働きをし、やがて地上部が枯れてくるにつれて休眠状態になっている。
常緑シダでは、地上部の葉は一年中あって、新しい葉ができると交代しているが、物質の生産ほ一年中行われている。なお、サンショウモ・ミズワラビなどの一年生シダは一年生の種子植物と同じく、育つのに適当でない時期には枯れ、胞子だけが残される。
ヘビノネゴザは、六甲山紅葉谷上部・中部のがら場にも生えている。ヤマイヌワラビが近くに生えていると、この両者の問に雑種をつくることがよくある。京都の北山付近にほこのヘビノネゴザとヤマイヌワラビの雑種が多い。私は、六甲山でも2株の雑種を見つけることができた。
ヘビノネゴザは芦屋川中流・猪名川上流付近にも群生地があり、よく調べて歩いていると案外各地に点々と生えていることがわかってきた。
近年、公害源のカドミウムなどの重金属を土壌から吸収する植物である、ということで話題になったシダである。
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- 胞子のう群のつき方
- シダは普通、葉の裏に胞子のうをつける。それらの胞子のうは数こから多数集まって、胞子のう群という一つのまとまりをつくっている。
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- (1)葉のふちにつくもの
ゼンマイ・フモトシダ・タカワラビ
- 右の写真は、ゼンマイの実葉と裸葉の中間の奇形品である。これを見ると胞子のう群がふちについているのがわかる。
- (2)葉の裏につく
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- 胞子のう群の葉面全体につく位置
- (1)葉面全体につくもの・・・ベニシダ
(2)上部にだけつくもの・・・クマワラビ・ミヤマクマワラビ・オシダ
(3)下部を中心につくもの・・・リョウメンシダ
(4)中央だけにつくもの・・・オニゼンマイ
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| 小羽片につく着き方(例、イノデ属のシダ) |
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