キヅタ属　Hedera sp. ▲発見場所 垂水区名谷町 の柱状図 ▲大きい角度で主脈が3つに分かれ 葉の先は鋭くとがる (キヅタ属) キヅタ属 　葉は、浅く3つに裂け基部はややハート形である。全縁だが裂片の先はややとがっている。 　白川累層上部の特定の凝灰岩層より、多数産出している。この層には、キヅタの他にマツの化石なども多数産出し、ともに密集した状態で出てくる。曲がりくねったり、重なった状態のものが多く、葉が変形せずに残っているものは少ない。 　現生のキヅタ属は、常緑のつる性の木本で他の木などによしのぼる性質がある。アジア、ヨーロッパ、北アフリカに数種が分布し、日本にはキヅタ1種だけ分布する。 （ウコギ科　キヅタ属　Hedera L．）