神戸の自然シリーズ21 六甲山はどうしてできたか
  前ページへ 目次へ 次ページへ

六甲山頂付近の観察のポイント
  1. ここからは阪神間、大阪湾などがよく見え、地形の展望にかっこうの場所である。
  2. この尾根筋を下りると、コベニドウデン、ブナ、イワカガミなどが山道に沿ってみられる。
  3. この斜面は急だが、イヌブナ、ブナの大木があり、どれも100年近い樹令掛合である。
  4. 奥地の平担面をみる。
  5. 六甲山地の北にひろがる三田盆地方面が見える。

北斜面のイヌブナ林

六甲の秘境をみる

 六甲が全山緑におおわれるようになったのは、ここ30年ほどのことである。緑の回復した六甲にはほんらいの自然はないともいえるが、人工スキー場や回る展望台などのリゾート施設をやり過ごした極楽茶屋の辺りから幸いにもブナやイヌブナ林の自然林が点々と残っている。ここでは春の新緑と秋の紅葉が美しい。ドライブウェーから50mほど斜面を下りると写真のような豊かな自然がその素顔をみせてくれる。


木洩れ日の山道に咲くイワカガミ

新緑のイヌブナ林

前ページへ 目次へ 次ページへ