六甲山頂からみた芦屋市の奥池平坦面 六甲山中腹にある奥池の平坦面 　六甲山地の南斜面は、刃物か何かで削りとったような急斜面であるが、芦屋の北方の奥池の周りには500m前後の高さにひろがる平坦地に新しい住宅地やゴルフ場ができている。この平坦地は六甲山地の上昇を物語る貴重な証言者となる地形である。 奥池の東方、西宮市上空からみた奥池の平坦地形のひろがリ 鷲林寺周辺の平坦な地形 　六甲山頂から西宮市の鷲林寺、上ヶ原にかけての地形と地質断面を模式的に示すと図のようになる。3つの断層ごとに地形は大きく、階段状に4つの平担地が分布している。鷲林寺と奥池の平坦面とがかつて同じ高さにあったことが化石と地層から説明される（後出）。 1.有馬流紋岩，2.六甲花こう岩，3.大阪層群，5.断層