ビオトープ発見カード

 ビオトープの生き物調査をするときに利用できる,「ビオトープ発見カード」をつくりました.ビオトープの生き物調査をするときに,使ってみましょう.ここでは,池のビオトープを例にして,使い方を説明しています.



ビオトープ発見カード


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  • 一太郎スマイル形式は通常の一太郎でも開けます.


ビオトープ発見カードの使い方

1.ビオトープの全景を絵に描く


 「ビオトープ発見カード」では,まず,ビオトープの外観を絵を描くようになっています.各自で,ビオトープの全景の絵を描きましょう.または,代表者が描いたものを印刷して配るのもいいかもしれませんね.


2.班分けをして生き物を調べましょう


 ビオトープにはたくさんの生き物がいます.一人で全部調べるのは無理ですし,適当に調べると,目立つ生き物ばかりに目がいってしまいます.先生のご指導を受けながら,調べる生き物を分けて,さがすようにするといいと思います.あるいはまた,水生植物だけを調べる,というように,どれかの生き物だけにしぼって調べてみるのもいいかも知れません.

(→先生のための参考資料
  1. 班分けをしましょう
     ■魚をさがす班
       メダカやフナなどの魚を専門にさがす班です.
     ■昆虫をさがす班
       昆虫はあしが6本ですね.水の中の昆虫を専門にさがす班です.
     ■その他の動物班
       魚と昆虫以外のすべての動物をさがします.貝,エビ,カニ,...など.
     ■目に見えない生き物班
       顕微鏡を使わないと見えない,小さな生き物をさがします.
     ■水生植物を調べる班
       水生植物やビオトープのへりに生えている植物を調べます.
     
  2. 生き物をさがしましょう
     班によって,生き物をさがす方法はずいぶんちがいます.下の写真を見て参考にしてください.

 ■魚をさがす班

 魚は水草の間にもぐりこみますので,あみで,水草ごとすくうような感じですくい上げます.ドジョウなどは泥にもぐりますので,泥をすくってみることも大切です.あきらめずに,何度も何度もすくってみましょう.

 ■昆虫をさがす班
 ■その他の動物班

 水生昆虫やその他の動物はいろいろなところにひそんでいます.底の泥の中にもぐっているもの,水草の間にひそんでいるもの,水草の葉のうらにしがみついているもの,茎につかまっているもの,岸からたれ下がっている草につかまっているもの,などいろいろです.根気強く,ていねいにいろいろなところをさがし,すくうことが大切です.

 ■目に見えない生き物班

 目に見えない生き物は,プランクトンネットやスポイト(こまごめピペット)で水といっしょに採集します.プランクトンネットの使い方は先生に聞きましょう.スポイトを使うときは,藻(も)の表面についている泥のようなものを,すいとるとよいでしょう.ビデオの解説もありますので,見てください.
 集めた水は,取った場所ごとに分けて,小さなポリびんに入れていきます.ポリびんには,取った場所を記入しておきます.
ビデオ解説(プランクトンネット)
ビデオ解説(スポイト)

640×480
MPEG1, 8.5MB

320×240
MPEG1, 6.4MB

640×480
MPEG1, 9.4MB

320×240
MPEG1, 3.5MB





 ■水生植物を調べる班

 水生植物は目で見ながら,デジカメで撮影し,確認していきます.できるだけ標本をつくりましょう.水中に沈んでいる植物もありますので,写真のようにそれを引き上げて調べることを忘れないようにしましょう.標本の作り方は別に解説しています.
※忘れてはいけないこと:生き物を見つけたときに,その場所をビオトープ発見カードに×印で書き込んでおきましょう.

先生方が実際にやってみた結果の写真を見るときはここをクリック


3.集めた生物を記録しましょう
 集めた生物は,次のようにして記録しましょう.
  1. 魚をさがす班
     魚はそんなに種類が多くはないと思います.また名前もすぐに分かる場合が多いので,標本にせず.生きたまま写真撮影して,ビオトープに帰してやりましょう.
     
  2. 昆虫をさがす班
     小さな昆虫は写真に撮ることが難しいので,解剖顕微鏡(かいぼうけんびきょう)などをのぞきながら,紙と鉛筆でスケッチします.
     昆虫は名前を調べるのが難しいことが多いです.後で機会があったら専門家の方に見ていただくことができるよう,同じ種類のものを一つずつ標本にしましょう.小さなガラスびんに70%エタノール液を入れたものにつけておくとよいでしょう.取った場所や日付を,画用紙に鉛筆で書いて,同じびんの中に入れておきます.
     
  3. その他の動物班
     カエル(オタマジャクシ)などは生きたまま写真にとり,帰してやりましょう.それ以外の小さな動物は,スケッチをした後,水生昆虫と同じように,同じものを70%のエタノール液につけて標本にしましょう.
     
  4. 目に見えない生き物班
     先生にお願いしてビデオカメラ付きの顕微鏡を用意できると,簡単です.ビデオに記録してから,それをコンピュータで写真に取り込むことができます.このページはそうやって撮影したものです.
     ない場合は,紙と鉛筆を使って,顕微鏡をのぞきながらスケッチするのがいいでしょう.
     
  5. 水生植物を調べる班
     「ビオトープ発見カード」に使うためには,デジタルカメラで植物の写真を撮っておきましょう.なお,名前を調べるためには,水生植物は標本をつくるのが一番いいです.方法はここを参考にしてください.

4.「ビオトープ発見カード」で整理

 以上のようにして整理した調査の結果と,それらの生き物について,図鑑やインターネットを使って調べたことをもとにして,「ビオトープ発見カード」の空らんに記入していきましょう.

 みんなが記入したものをもとに,ビオトープマップをつくることができます.ビオトープマップについてはここをクリックしてください.


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