2.アサザ
ミツガシワ科、アサザ属の多年草、ガガブタに似た葉をつけるが、縁に波状のきょ歯をつけることによって区別できる。地下茎は長く、横にはう。葉の色は表面は緑色で、裏面は紫褐色である。ガガブタに比べて、やや葉が小さく、5〜10cmで、葉の厚みは、アサザの方が厚い。花は6〜8月に咲き、径3〜4cm、水面上に花柄をのばして開く。鮮かな橙黄色で、花びらは深く5つに切れこみ、縁に毛がある。キュウリなどウリ科植物の花によく似た感じを受ける。1日花で、午前中に開き、夕方には閉じる。
かつては神出町、岩岡町の池にも広く分布していたようであるが、現在は稲美町の池に群生しているのみである。
この池は当地方で最も古い池(7世紀)であるが、養魚が行われているため水はひどく汚れてきている。アサザの今後が気がかりである。
アサザとは浅いところに生育することから名づけられたもので、その名のとおり、池の周辺部に限って生育している。
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