神戸の自然シリーズ14 神戸の水生植物
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ミズオオバコ
上右:明石市 1984.8.
上・下左:三木市 1984.8.


29.ミズオオパコ

 トチカガミ料ミズオオバコ属の1年草。茎は短く、はう茎はない。茎の下部から多くの根を出す。葉は根生し、葉柄のある広披針形ないし広卵形、縁に波形のしわがある。葉の大きさは水深によって異なり、深いところでは大きく、長さ30cmぐらいになり、水田など浅いところでは長さ10cmほどである。花は両性花で8〜10月、花茎を長く伸ばし、水面に開花する。3枚の白〜淡紅色の花びらはよく目立ち、美しい。花の基部にある苞鞘には、緑に縮れた縦ひだがある。
 各地に分布しているが明石市大久保町の池にはオニバスとともに大きな個体が見られた。また、三木市鳥町の水田や明石市魚住町の水田にも分布していたが、水のきれいなところに多いようであった。
 葉の形がオオバコに似ていて、水中に生えているのでミズオオバコと呼ばれる。

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