神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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39.キツネノマゴ

キツネノマゴ科
8〜10月

 道ばたでよく見かける草で土壌によって成長に大きな違いがある。しかし、やせた土地でも小さくても花をつける。

 花は、1〜5センチの花穂につく。淡紅色または白色の唇形で、花冠は上唇が狭く、先が2裂し、下唇は大きく先の方が3裂している。下唇にある白い斑紋は、蜜標(蜜の目しるし)である。おしべは2本、めしべは1本である。がくと同じ長さのがまじるので穂がこみあってみえる。

 葉は対生し、長だ円形で、きょ歯がなく、うすい。茎は方形で、下向きの短い毛が密生し、地面に倒れ、多く枝分かれする。さく果はがくと同じ長さで、2つに裂けて、4個の円い種子をはじきとばす。種子には、細かいしわがある。
(箕谷)
(箕谷・1/3)

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