神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(箕谷)
78.ヤブジラミ

セリ科
6〜7月

 道ばたや草地、山地の林の中などでよく見かける草で小さな白い花を枝先にまばらにかさの形につける。かわいい花にひかれて、手折ろうとするが茎が丈夫で、力いっぱいひくと折れずに根までぬけてしまう。花はおしベ1本で花柱は2つに分かれている。5枚の花びらは内側に波うっている。 茎は直立して、枝分れしている。葉は、互生で羽状に深く切れこんだ三角形をしている。果実は、上むきに曲がったとげで被われ、これは、人や動物について散布できるようなしくみになっている。名前の由来は、やぶに入るとからだによくつくので寄生するシラミにたとえてつけられた。

 形がよく似たのにオヤブジラミがあるが、咲く時期と花の色によって区別できる。オヤブジラミは、うすい紅紫色の花が春に咲く。

(箕谷・1/6)

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