神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(箕谷)
96.ヒメクグ

カヤツリグサ科
7〜10月

 よく日のあたる田や畑のあぜ道で見かける草である。直立した緑色の小さなぼんぼりがたくさんあるようすは、とてもかわいらしくよく人の目をひく。

 この花は茎の先につき、小穂が球状に集まっている。小穂は、縦にへん平なだ円形で、先がとがる。おしべが3本、めしべが1本あり柱頭は2つに裂けている。これを大小4個のりん片で包んだものが1つの小穂である。小穂の背には、まばらに刺毛がある。

 葉はまばらで細長く、茎の基部を抱く。茎は3角形をしている。赤褐色のりん片におおわれた地下茎が地面をはい、節ごとに1本の茎を出しふえていく。果実は倒卵形で1ミリぐらいだがこれの2.5倍ぐらいもある花柱が、最後まで残ってついている。

(箕谷・1/4)

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