神戸の自然シリーズ9 神戸の野草
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(六甲山・1/15)
105.ススキ

イネ科
8〜10月

 日あたりのよい原野に大きな株になって生える草で、十五夜の月とススキは切っても切れない間柄である。茎は直立し、大きく伸び2メートルにも達する。葉は互生し、細長い線形で中脈は白く、下の方は長いさやになって茎をつつむ。茎の先に大きな花穂をつける。細長い短い枝に分かれ、全体に黄褐色か紫がかった褐色をしている。花穂の節ごとに2個ずつの小さな穂をつける。小さい穂には、その3倍にもなる長い芒がついている。花が開く時、花の下方にある白い毛がまっすぐ立っているがじょじょに水平に広がってくる。ススキの葉にさわると指を切ることがよくある。これは葉のふちにするどいきょ歯(珪酸を含み固くなっている)がついているためである。名前は、まっすぐにすくすく芽が出ることからついた。秋の七草の1つである。葉で屋根をふく。これをかやぶき屋根という。

 よく似た草にオギがある。これは水辺に生え、花に芒がないので区別できる。


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