神戸の自然シリーズ8 神戸の蝶
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 2.ジャコウアゲハ /アゲハチョウ科


 オナガアゲハに似るが胸、腹の側面に暗赤色の毛がある。雄の翅は黒いが雌は黄灰〜褐灰色で容易に区別できる。夏型は大きく、後縁の半月状模様が黄色味をおびる(春型は朱赤)。

 山地に多く、北区の山間部や六甲、摩耶山が主な産地で、再度、高取、西神戸の田園地などでは数が少ない。林の中林の縁をクロアゲハ類よりも低く、ゆるやかに飛び、春はツツジの花、田園近くではダイコンアブラナに多く来る。

 年3〜4回、4月〜10月に発生する。第1化は、4月中旬〜下旬春型として現れ、第2化以後の夏型は6月に入ってから出現する。蛹で越冬する。

 幼虫はウマノスズクサ類を食べ、神戸ではウマノスズクサの他にホソバウマノスズクサ(アリマウマノスズクサ)にどの程度依存しているかが興味のある点である。


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