神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚 原著
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3.タカハヤ (コイ科)

 山あいの谷川や池にすむ。比較的水のきれいな冷水域を好む。全長5〜12cm程度で、食物の対象は広く、流れてくる昆虫から、藻類まで貪欲(どんよく)に食べる。岩石の下などにかくれていて、そこからの中層に出て群れになって餌をとる。

 産卵期は3〜8月で、のよどんだ砂れき底のくぼんだ所に産卵する。

 アブラハヤに似ているが、タカハヤは尾柄が太く、体色が茶かっ色であることで区別される。

 両者を水槽で飼ってみると、どちらかというとアブラハヤの方がスマートでいい姿をしている。

 食用にもなるが、美味ではない。

 北陸・びわ湖以西の本州、四国、九州など西日本に多い。

 六甲山地の川や山あいの池にすんでいる。いずれも自然の豊かな上流に多いが、住吉川では上流から流されてきて、かなり下流にもすんでいる。

 食いしんぼうで、釣りやすく、もんどり(セルビン)をつけるとまだつけ終わらないうちから寄ってきて入ろうとする。

 水槽内の飼育は特に難しくないが、夏は水温の上昇とともに弱ってくる。

                   

Phoxinus oxycephalus (SAUVAGE ot DARBY)
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