神戸の自然シリーズ20 神戸の淡水魚
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37.ブルーギル (バス科)

 普通、魚というのは人が近づくと逃げていくが、逆に餌でもくれるのかと寄ってきて、人なつっこさを感じさせてくれるのがこのブルーギルである。

 1960年に、北アメリカから移入されたが、日本の水になじみ、現在では関東・関西・四国の各地に広く分布している。ブラックバスほどではないが、エビや小魚など日本在来の淡水魚の稚魚を食べるので害魚にされている。全長20cm前後になる。

 産卵期は、6〜7月で雄がなわばりを持ち、砂泥底にすりばち状の産卵床をつくり、雌を導いて産卵させる。卵と仔魚は雄が保護する。スポーツフイツシングの対象とされるほか、食用としてはフライや刺身にされる。観賞魚としても美しい。

 神戸市内でもブルーギルが広がっている。西区に点在する池や明石川水系にすむ。また北区では武庫川をはじめ各地の池にも必ずといっていいほどすみはじめている。いずれも繁殖力が強く、増えつつある。

 西区の池ではモツゴが異常に多くすんでいたが、ブルーギルの放流によって今では、ブルーギルの池にかわりつつある。釣りをするとブルーギルばかり釣れる池も少なくない。


Lepomis marco chirus RAEINESQUE
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