淡水魚を使った実験
 
■メダカの発生の観察

 メダカの卵の発生は教科書にも出ています。私たちも実際に発生の観察をしましたので、その結果を発表します。

 観察は10月11日から行いました。途中で急に寒くなり、発生がおくれたようで、通常10日ほどでふ化するのに、17日もかかってしまいました。

 動画も入れて発生のようすを写真にしていますので、みなさんの観察の参考にしてください。

 撮影した写真を素材として提供したり、また撮影装置についても解説しています。素材写真は手元のコンピュータに取り込んで利用してもかまいません。みなさんの学習に役立ててください。

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■メダカの尾びれの血の流れを観察する

 メダカの尾びれは血液の流れを観察するのに適した材料です。生きたままメダカをスライドグラスにのせ、水をしみこませたガーゼを体にかけてやり、観察します。

 ここでは、高性能顕微鏡を使った動画で血液の流れをお見せします。円盤形をした赤血球がいきおいよく血管のなかを流れているのが見えます。ここでは、どんなところを流れているかを見て、自分の観察の参考にしてください。

 血液は顕微鏡で見ると赤くは見えません。赤いのは赤血球ですが、それさえも顕微鏡では色が見えません。

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■ヤリタナゴを使って精子を観察する

 淡水魚の精子を取りだして観察することができます。タナゴのなかまがあつかいやすいので、ここではヤリタナゴを使って観察することにします。

 観察は顕微鏡を使って見るだけなので、精子を取り出す方法を中心に解説しています。タナゴのなかまは成熟すると婚姻色が出て派手な色になりますので、そういったオスを使います。そのためにはふだんからタナゴを飼育しておく必要があります。そして成熟してきたころをねらって観察します。

 精子は非常に小さく、高倍率の顕微鏡が必要です。400倍で小さな点のように見える精子が泳ぎ回っているのが観察できます。なお実験には生理食塩水が必要です。

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■タナゴのウロコとヒレを使った細胞培養の実験

 淡水魚のウロコやヒレを使って,細胞培養の簡単な実験を行うことができます.高橋(2003)はキンギョを材料にしていますが,私たちはウロコが小さいので,タナゴを使ってやってみました.

 滅菌操作などかなり準備が大変で,失敗もよくありますが,それだけに,課題研究や部活動などで行うテーマとしては,適度なハードルがあってよいかも知れません.

 われわれは観察は生きたまま行いました.位相差顕微鏡などを使って見た方が動くようすが観察できて,感動は大きいと思います.生徒たちが培養細胞が動く姿を見ると,最新のバイオテクノロジーの一端にふれた印象を持つことでしょう.

 なお器具・薬品等が高価ですので,工夫をしてみてください.

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