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コウヨウザン属 Cunninghamia sp./ シマモミ属 Keteleeria sp.
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▲発見場所、垂水区名谷町(80, 79)、須磨区名谷町(82)、
北区山田町(81)の柱状図
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| ■シマモミ属 |

▲種子鱗片が外側に反り返る
(シマモミ属) |

▲他のマツ科の球果と区別しやすい
(シマモミ属) |
■コウヨウザン属 |

▲らせん状につくのが特徴
(コウヨウザン属) |

▲球果化石の産出はまれである
(コウヨウザン属) |
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コウヨウザン属
コウヨウザン属の葉の化石は、スギ属の葉に似ているが、スギ属より大き
い線形で、平らな葉が多くつくので見分けられる。
葉のつき方はスギ属と同しように茎にらせん状につく、スギ属に比べると神戸層群からの産出は少ない。球果化石はまるく、鱗片の先がとがらない。
現生のコウヨウザン属は、中国南部および台湾に分布している。
(スギ科 コウヨウザン属 Cunninghamia R・Brown)
シマモミ属
シマモミの球果は大型で、全体が円柱状にふくらみ、種子鱗片は広卵形で外側に反り返る特徴をもっているので、他のマツ科との区別がつく。
球果のほかに幹の化石も多く、その1部は森林植物園に展示されている。
中国中部〜南部と台湾に2〜3種の現生種が知られ、亜熱帯地域に分布している。
(マツ科 シマモミ属 Keteleeria Carr.)
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