神戸の自然シリーズ21 六甲山はどうしてできたか
  前ページへ 目次へ 次ページへ

市バス堀切の停留所近〈にある丸山衝上断層の発見地。
現在はコンクリートi二おおわれている。

丸山衝上断層の発見

 昭和11年、上治寅次郎博士は丸山で花こう岩が若い神戸層群に衝き上げている逆断層を発見した。彼は六甲山地の成因についてこの断層を重視、六甲は側方よりの圧力によって隆起した山地であるという新しい学説を発表した。当時は六甲のまわりの山地が陥没して山嶺が残ったのだとする地塁説が有力であったが、それをこの事実でくつがえしたのである。国指定の天然記念物である。




丸山北側にあらわれた丸山衝上断層

上空から見た丸山。
丸山衝上断層は丸山の西側の道。
前ページへ 目次へ 次ページへ