神戸の自然シリーズ21 六甲山はどうしてできたか
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対岸の旧水車小屋は狭いが河岸段丘の上にある。
川から離れる登山道にみられる圧砕された花こう岩 道路の花こう岩カリ長石の多い六甲花こう岩である。

ダムサイトでキャンプするボーイスカウト


六甲では最大規模の五助ダム

ダムに接する所は花こう岩、その手前に流紋岩類がつづく。

流紋岩類に入りこんだ花こう岩(白い)

五助ダムの流紋岩類

 五助ダムの手前、黒五川に入る道からダムの直下まで川原に流紋岩類がみられる。ダムを越した広い川原の右岸にも流紋岩質の凝灰角礫岩が露出している。
 これらの流紋岩類はマグマが地表に噴出して急に冷却してできた火山岩で、とくに火砕岩という火山岩特有のはん状組織を示す長石石英のはん晶もみられるが、石質岩片を含む火山礫凝灰岩結晶質凝灰岩からできている。


流紋岩類の長石のはん晶
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