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■断層(だんそう)
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※ビデオは、写真をクリックすると小さな動画、「ビデオ解説1」の文字をクリックすると大きな動画になります。
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<ビデオ解説1> 2'12", MPEG1.
布引断層について、地層先生が現地で解説してくれます。
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| 小:14.0MB, 768Kbps, 大:35.5MB, 2048Kbps. |
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ビデオの撮影場所 |
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■説明
地層や岩石が、ある面をさかいにしてずれているところを断層といいます。大地に大きな力が加わって、地層や岩石がこわれた割れ目です。断層が、地表にあらわれているとき、まっすぐな線になっていることが多く、この線を断層線(だんそうせん)といいます。
断層の中でも、新しい時代に活動して、地表で地形にあらわれているものを活断層(かつだんそう)とよびます。神戸市の六甲山周辺には多くの断層があり、その大部分は活断層です。とくに六甲山地と市街地の境界には大きな活断層がのびています。それらの断層には諏訪山断層、須磨断層、高塚山断層などの名前がつけられています。六甲山地の花こう岩には、多数の小さな断層がみられます。
断層が動くと、地震がおこります。1995年の兵庫県南部地震(阪神大震災)は、六甲山地の活断層が活動しておこりました。
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布引断層
新神戸駅から市が原に向かう登山道の途中、布引水源池の橋から見られます。
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断層の拡大と断層粘土
断層の部分には、断層の動く力によって岩石が粉砕されてできた、断層粘土が見られます(矢印)。
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断層がすれたときに生じた「こすれあと」
矢印の向きに細かいキズがたくさん見られます。これは断層が動いたときについた「こすれあと(擦痕:さっこん)」です。これから断層がどのように動いたかがわかります。
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断層部分は浸食を受けやすい
断層の部分は、その力によって岩石が粉々になっており、どんどん浸食されてくずれていきます。くずれた土砂がたまっているのがわかります。
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断層は続く
上の断層のちょうど反対側です。布引水源池の向こう側の谷は、布引断層が水の流れによってけずられてできた谷です。断層は浸食されやすいのでこのような谷をつくります。
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布引花こう閃緑岩(ぬのびきかこうせんりょくがん)
上の地質図でわかるように、ここの布引断層は花こう閃緑岩の分布する場所にあります。花こう閃緑岩はカクセン石を含み、あまり赤くない花こう岩です。
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もっとくわしく調べてみよう
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- 白水峡の断層 (六甲の断層をさぐる)
- 五助橋断層 (六甲の断層をさぐる)
- 資料:六甲山地の断層 (六甲の断層をさぐる)
- 高塚山断層 (神戸の地層を読む2)
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