神戸の地層解説 神戸の自然シリーズ 神戸の大地のなりたちと自然の歴史 花こう岩・花こう閃緑岩(かこうがん・かこうせんりょくがん)
■花こう岩・花こう閃緑岩(かこうがん・かこうせんりょくがん)

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ビデオ解説1 1'29", MPEG1.

 六甲山の花こう岩は風化してボロボロになっています。撮影場所は花こう閃緑岩(せんりょくがん)の分布する市が原の近くです。
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ビデオの撮影場所


■見られるところ
 ほとんどは六甲山地。 部分的に垂水区・西区、北区の丘陵。

■年代
 中生代白亜紀 (ちゅうせいだい はくあき:7,200万年〜7,500万年前)。

■説明(岩石の特徴)
 マグマが地下深くでゆっくりかたまってできた深成岩(しんせいがん)です。深成岩はどの鉱物もが大きいことが、火山岩(かざんがん)とちがった特徴です。
 ピンク色のカリ長石のめだつ六甲花こう岩と色のついた鉱物が多く、角閃石(かくせんせき)がめだつ布引花こう閃緑岩(せんりょくがん)とがあります。
 花こう岩はほんらいかたい岩石ですが、多くのところでは、空気や水の作用によって、もろくやわらかい岩石になって(風化作用)います。
 花こう岩でできた六甲山地では、しばしば、がけくずれが起こったり、岩石が水と一緒になって流れ落ちる土石流が発生します。


六甲花こう岩

布引花こう閃緑岩(せんりょくがん)
節理(せつり)の見られる花こう岩
(鉢伏山) 圧力のせいでこのような割れ目(節理)が見られます。


節理(せつり)の見られる花こう閃緑岩
(中央区葺合町) 表面にはコケが生えて緑色に見えます。布引花こう閃緑岩の節理です。

花こう岩でできた山
(白水峡) 風化の進んだ花こう岩はもろくくずれやすいので、急な斜面では植物が根づきません。
花こう閃緑岩でできた山肌
(中央区葺合町) 風化が進んでいるこのあたりの花こう閃緑岩はくずれやすく、ネットがかけられています。

むき出しになった花こう岩
(白水峡) 風化された花こう岩は絶えず侵食され、真砂土をつくりだしています。

くずれた花こう閃緑岩
(中央区葺合町) 六甲山では、あちこちでくずれた花こう閃緑岩が見られます。


六甲花こう岩
カリ長石(ちょうせき)を多くふくみ赤っぽい色をしています。六甲山の代表的な花こう岩です。

布引花こう閃緑岩
カクセン石をふくみ、赤い長石は目立ちません。


もっとくわしく調べてみよう

  1. 六甲山地の花こう岩類 (六甲山地とその周辺の地質)
  2. 須磨アルプスの花こう岩 (六甲山はどうしてできたか)

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