新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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3.キイトトンボ Ceriagrion melanurum
写真2-4.キイトトンボ.北区山田町.1997.7.5. 連結植物組織内産卵


分布:北区から西区にかけての田園地帯にきわめてふつうにみられるイトトンボです.体色が黄色でめだち,水生植物の間をツイツイと飛ぶのでまずほかの種とみまちがうことはありません.記録は,北区道場町,淡河町,山田町,山の街,西区玉津町,櫨谷町,伊川谷町,押部谷町,神出町,垂水区美山台,塩屋台,名谷町,舞子墓園,多聞町,須磨区多井畑,長田区鹿松町,灘区六甲山町,東灘区本山町などがありますが,これらはほんの一部だと思われます.

生態:水生植物がたくさん茂った池であればたいがいそのすがたがみられます.6月上旬に羽化しはじめると考えられ,成熟するまでは,付近の草むらで群がって生活しています.池では6月中旬から繁殖活動をおこなう個体が増えてきて,だいたい8月いっぱいまでみることができます.ただ,六甲山町にある池などの標高の高いところでは8月に入ってからも多数の羽化が続きます.産卵のときにオスがメスの前胸といわれる部分をつかんで直立します.ときどき上半身のないオスをつないだまま産卵するメスをみることがあります.オスのほうがカエルかなにかに食われたのかもしれません.

形態:腹長23〜35mm.黄色い体色からまずほかの種とはみまちがうことはありません.

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