新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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31.オグマサナエ Trigomphus ogumai
写真2-43.オグマサナエ.北区淡河町.1991.4.27. 未熟なメスが温まった地面に静止.


分布:神戸ではフタスジサナエにくらべると数が少ないようですが,淡河町の山間地帯にはやや数多くみつかります.記録は,北区八多町,淡河町,山田町,山の街,西区押部谷町,玉津町,櫨谷町,伊川谷町,須磨区妙法寺町,白川,車大道,多井畑,長田区鹿松町などがあります.古くは1928年に,須磨という記録もあります.

生態:春もっとも早く出現する止水性のサナエトンボの一つです.神戸でも4月中旬には羽化しているようで,4月20日過ぎにもなると,道路上など日当たりのよいところに,フタスジサナエに混じって止まっている個体をよくみかけるようになります.池にもどってくるのはフタスジサナエよりほんの少し早いように思えます.

形態:腹長33〜36mm.フタスジサナエとは胸の横の黒条が1本しかないことで区別できますが,タベサナエとはよくにています.前肩条という黄色いスジがはっきりとしているのがオグマサナエで,ないか,またはあっても非常に細いのがタベサナエです.なお,兵庫県の北の方へいくとコサナエやヒラサナエというよくにたサナエトンボがいるので注意してください.

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