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| 32.タベサナエ Trigomphus citimus tabei |
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| 写真2-44.タベサナエ.北区山田町.1991.4.20. オスの羽化. |
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分布:神戸では,一部をのぞくと,須磨区妙法寺町から白川,藍那,そして山田町下谷上にかけての六甲山系西部一帯にみつかっています.記録は北区道場町,山田町,西区押部谷町,伊川谷町,須磨区妙法寺町,車などがあります.しあわせの村入り口の向かいにあった片倉池のように埋め立てられてしまった場所もあり,神戸ではそれほど数の多くないサナエトンボです.
生態:フタスジサナエ,オグマサナエと同じように,春早くに羽化するサナエトンボです.本種は池にも川にも生息していますが,神戸では池で多くみつかっています.北区山田町の池で,1990年4月13日に岸近くの浅いところに集結している羽化間近な幼虫を6頭みつけたので,20日の12時半ころにふたたび訪れてみると,羽化を観察することができました.サナエトンボの羽化は通常1時間ほどで終わりますが,これが終わったのは14時20分で,2時間ほどかかっています.山間部で気温が低かったせいだと思われます.また同じ日,羽化していた個体のすぐ近くの水底を5頭の終齢幼虫がうろうろしており,羽化しようかどうか迷っているふうにみえました.と,突然そのうちの1頭が水からはい上がって羽化を始めました.まるで羽化のころ合いをはかっているような感じでした.フタスジサナエ,オグマサナエと同じように,停止飛翔産卵をおこないます.
形態:腹長30〜33mm.オグマサナエとにています.前肩条がないのが特徴です.
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