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| 42.ミルンヤンマ Planaeschna milnei |
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| 写真2-55.ミルンヤンマ.東灘区本山町.1990.9.2. オスの静止.(近藤祥子氏撮影). |
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分布:河川の源流域から上流域にかけてみられるトンボです.神戸では,山地を流れる河川や丘陵地の雑木林の中を流れるうす暗い細流などで生息しています.北区道場町,有野町,八多町,淡河町,山田町),西区伊川谷町,灘区六甲山町,篠原,東灘区岡本,本山町などに記録があります.六甲山地,丹上・帝釈山地にある谷筋を流れ下りる各河川上流には,広く分布していると思われます.
生態:7月下旬ころから成虫のすがたがみられるようになります.このころに六甲山地の中腹あたりを通るハイキングコースを歩いていると,林の縁から未熟な成虫が突然飛び出したりすることがあります.また未熟な間は,夕刻に多数集合して,流れの上やその横を走る道路の上などを低く飛んで真っ暗になるまで摂食します.こういう光景は,よほど目を凝らしてみないと発見できません.季節が進み秋になると昼間に活発に飛ぶようになります.本山町森にある流れでは,9月下旬に,せわしなく水面上を飛びまわっている本種を観察しました.このころの夕方の摂食活動では,かなり高いところを飛ぶのをみています.メスは流れの中に倒れた朽ち木などに産卵管を突き立てて産卵します.
形態:腹長47〜59mm.黒地に黄色のしま模様のあるヤンマです.体に比して複眼が大きく,腹部第3節が少しくびれています.しかしコシボソヤンマよりは明らかに細身で小型,地色も純黒(コシボソヤンマはこげ茶色)なので容易に区別できます.
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