新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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55.オオヤマトンボ Epophthalmia elegans elegans
写真2-69.オオヤマトンボ.小野市.1993.10.11. 休息するメス.(杉谷篤氏撮影).


分布:各地のため池にふつうにみられるトンボです.記録は,北区有野町,淡河町,山田町,山の街,西区岩岡町,押部谷町,玉津町,櫨谷町,伊川谷町,垂水区美山台,塩屋台,多聞町,須磨区多井畑,妙法寺町,菅ノ台などがあります.

生態:神戸では5月下旬には水辺に現れています.幼虫をすくうとこのころまだ終齢になっていないものがいて,さらに梅雨が明けたころに終齢幼虫がとれます.また盛夏の朝夕にもヤンマと混じって摂食飛翔をしますが,このときに羽化して間もない個体がとれたりします.早く現れる群と夏ころに現れる群の2群があるように感じています.メスは池の岸に沿って往復しながら打水産卵します.

形態:腹長50〜62mm.コヤマトンボやキイロヤマトンボとよくにていますが,より太めでがっしりしていますので,慣れればすぐに区別できます.正確には,これらとは,顔面の黄色条がオオヤマトンボが2本あるのに対し,これらは1本しかないということで区別できます.

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