新・神戸の自然シリーズ1 神戸のトンボ
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85.コシアキトンボ Pseudothemis zonata
写真2-100.コシアキトンボ.東灘区森南町.1987.7.20. 縄張り争いをする2頭のオス.(近藤祥子氏撮影)


分布:低地から丘陵地にあるため池に広く分布しています.記録は,北区道場町,大沢町,有野町,淡河町,山田町,山の街,西区岩岡町,神出町,押部谷町,玉津町,櫨谷町,伊川谷町,垂水区多聞町,名谷町,須磨区多井畑,友が丘,菅ノ台,車,妙法寺町,長田区花山町,東灘区森南町,本山町などがあります.

生態:5月の下旬ころになると,羽化した個体が道路の上や池に沿った農道などで,小さな範囲を旋回しながら摂食する個体がめだつようになります.その後9月に入るまで成虫のすがたをみることができますが,本格的な秋が訪れる前にはみられなくなります.幼虫で冬を越しています.成虫は,樹木が池面におおいかぶさって少し薄暗くなったようなところを好みます.陰にはいると,腰の部分の黄色い色だけがめだち,別名デンキトンボと言われるゆえんです.メスは水に浮かんだ木切れなどに腹端を打ちつけて,それに卵を貼りつけるように産卵します.産卵した後にその木切れなどをみると,卵がいっぱい着いているのがわかります.

形態:腹長26〜32mm.オスは黒地に腹部3,4節が黄白色をしているので他種とみまちがうことはありません.メスも同様ですが,この部分に黒がまじります.

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