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| 67.コフキトンボ Deielia phaon |
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| 写真2-83. コフキトンボ.西区玉津町.1997.8.10. メスの静止. |
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分布:平地の明るい池を好むようで,西区を中心に,開けたため池でそのすがたをみることができます.記録は,北区道場町,淡河町,西区岩岡町,神出町,押部谷町,玉津町,櫨谷町,垂水区美山台,塩屋台,名谷町,須磨区菅ノ台,多井畑,妙法寺町,東灘区岡本などがあります.
生態:西区岩岡町,神出町,平野町にはたくさんのため池がありますが,多くは平地のまっただ中にあり,まわりに樹林があることが少ないようです.このような池でみられるトンボの種類はあまり多くありませんが,コフキトンボはこのような開放的な池にたくさんみいだされます.5月の中旬ころから羽化が始まるものと思われ,9月下旬まで成虫のすがたを観察できます.盛夏の夕方には,水面すぐ上を活発に飛びまわり,摂食活動などをしています.幼虫をすくってみると,4月下旬には終齢幼虫が多くとれ,6月ころにはほとんど幼虫がとれなくなりますが,8月ころにまた終齢幼虫が少数ながら限られた場所でとれることがあります.羽化殻や未熟な個体が8月下旬にみられることもあわせて考えると,神戸で一年二化している個体群があることはまちがいないようです.この二化目と考えられる個体の羽化殻の大きさは,明らかに一化目より小さくなっています.
形態:腹長22〜30mm.オスもメスも同じように青灰色の粉をふくトンボで,シオカラトンボなどとは,胸の側面の斑紋のちがいや,全体的な体型のちがいで簡単に識別できます.メスは多型で,俗にオビトンボといわれる,ミヤマアカネのような翅を持つものがありますが,神戸ではまだみつかっていません.
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