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| 68.ショウジョウトンボ Crocothemis servilia mariannae |
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| 写真2-84.ショウジョウトンボ.西区櫨谷町.1995.7.28.オスの静止.(大嶋範行氏撮影). |
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分布:神戸では各地でふつうにみられます.記録は,北区有野町,淡河町,山田町,鈴蘭台,西区岩岡町,神出町,押部谷町,玉津町,櫨谷町,伊川谷町,美賀多台,垂水区多聞町,舞子墓地公園,大町,名谷町,塩屋台,須磨区多井畑,友が丘,車,兵庫区里山町,中央区葺合町,灘区六甲山町,東灘区岡本,向洋町などがあります.
生態:神戸では春一番に現れるトンボよりややおくれて,ふつう5月上旬に羽化が始まります.ショウジョウトンボが池に帰ってくるころになると,ヨツボシトンボやトラフトンボなどの春一番のトンボの数が減り始めます.9月になったころ,羽化して間もないと思われる新鮮な個体がとれ,一年二化している可能性があります.メスは,アオミドロやカナダモなどの沈水性の水生植物が水面いっぱいに茂っているようなところへ,単独で打水産卵します.本種は人工的なトンボ池などにもよくすみつきます.
形態:腹長26〜32mm.オスは全身が鮮紅色で他種とみまちがうことはありません.メスは若い時期は鮮やかな黄色で,成熟するとくすんだ色彩になりますが,神戸では類似種はなく,標本写真と比較すれば同定は容易です.ただし,新鮮な個体で,時に翅が黄色く色づく個体があり,これが秋にみつかるとオオキトンボとまちがって同定されることがあります.ショウジョウトンボは腹部が腹背方向に平たく,オオキトンボは円筒形で,両者を手に取るとまったくちがっているので,みまちがうことはありません.
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